炎上は何もインフルエンサーだけのものではない。
非営利目的でSNSを利用しているだけの一般人も
炎上するときは炎上する。
あまり,一般人の炎上には口を出したことはなかったかな?
ただTwitterでは結構言及している。
まぁこんな感じでプチ炎上であれば目に入ればネタ探しとして拝見させて頂くのだ。
そうやって色々見ていく中で,
「これ炎上することか?」
と思う事がある。
こういったツイートには大体共通点がある。
とんでもない方向に議論が飛んで行ってしまうのだ。
今日は炎上パターンのうちから2つに分類して,
実際に物議を呼んだツイートを参照に例を作成してみた。
(著作権やプライバシー保護の観点から,そのままの引用を避けたい。)
そんなお話である。
ー目次ー
1:強い言葉を使いすぎ問題
★例文
①婚活は相手に選んでいただく立場でもありますので,男性に選んでいただける服装,言動を心がけましょう。
②例えば,30代なのにいつまでもミニスカートを履くなどの年齢不相応な服装やロリータファッションなどの奇抜な服装は例えありのままを見て欲しかったとしても自己満足以上の何物でもありません。
言っていることはド正論であったり,
事実であるのに言葉が強すぎるせいで反感を呼ぶというケースは多々見られる。
特に,特定要素を否定してしまうが為に槍玉に挙げられた要素を好きな人から反感を買ってしまうというケースである。
例え,当該要素を好んでいるだけの人は言及の対象外であったとしてもだ。
①例文を見て考える
例文を参考に考えてみよう。
この文はきちんと読めば,対象は「婚活をしている女性」である事がわかる。
確かに,結婚は双方の合意がなければいけないし,”選ばれる意識”というのも重要になる。
早く結婚がしたいのであれば,それ相応の服装や作法は心がけるべきだと言うのもうなずける。
例文の中でも,前半は問題がないと思われる。
となると問題になるのは後半部分の②である。
よく読めば,②はやってはいけないことの例示であることがよくわかる。
しかし,自己満足でしかない!といきなり言われたらやり玉に挙げられた要素(例文でいう”ミニスカート”や”ロリータファッション”である。)を好きな人からしたら,さっきまでの現代文の読み方はすっ飛ぶ。
加えて,結婚という普遍的なものの為に自分の好きなものが否定されたら,怒り狂うのもわからなくはない。
好きな人からしたら「〇〇にこだわる=結婚出来ない」みたいな等式になるのだろう。
ちゃんと読めよ
②反感を避けるためには?
★修正版
①婚活は相手に選んでもらう立場でもありますので,男性に選んでいただける服装,言動を心がけましょう。
②例えば,30代なのにいつまでもミニスカートを履くなどの年齢不相応な服装やロリ
ータファッションなどの奇抜な服装は(婚活の場においては一度,お休みをしましょう。)
例えありのままを見て欲しかったとしても自己満足以上の何物でもありません。
これに関しては,②の文のどこかに”婚活において”と付け足しておけば,
①の内容が吹っ飛んだとしても”あくまでも婚活においての話である”
という部分が吹っ飛ぶ確立は低くなるだろう。
こういう何かを否定する内容の時はどこかに
”あくまでも今話している部分においては”
という否定の範囲を限定する文章を入れておくのが良いかもしれませんね。
いや,だからツイートを全部読めよ。
2:みんなの地雷に刺さりすぎ問題
★例文
①偏差値45以下の大学卒の人がどんどん採用されている。
②こういう人は▲▲▲もわからない人が多くてびっくりするんだよね。
③もう〇〇業界はおわりだー(´;ω;`)。
みんな誰しも心に爆弾を抱えています。
いつどこで爆発させてしまうかわからないから怖いですよね。
特定の人の爆弾だったら,自衛しろで終わるのですが
多くの人が同じ爆弾を持っていることがあります。
共通爆弾とでも言っておきましょう。
共通地雷を踏んでしまうと,多くの人の地雷を一斉に踏むことになるので…
大爆発しますね。
炎上ですね。
これは個人的な見解ですが,
共通地雷の例は”学歴関係”,”給料関係”,”自己責任系”です。
大体これらが絡む過激発言は炎上します()。
これらは本当に荒れやすいので,取り扱いには注意が必要です。
過激度が増せば増すほど,
趣旨が読み取られにくくなります。
爆風で趣旨が吹っ飛ぶんですよね。
いや落ち着けって
①例文を見てみよう
では前項と同じく,例文を見てみましょう。
この例文の荒れやすいポイントは①ですね。
”明確なライン引きをした”状態での”学歴”ネタ。
これは荒れます!!
明確なライン引きは表現を生々しくしますし,
該当範囲が広ければ広い程荒れやすくなります。
当たり前です。
該当範囲が広い=敵に回す数が多いですからね!
明確なライン引きでの荒れやすい話題三点は,もう自ら炎上を招いている
と言えるでしょう。
何かを批判するときは,明確なラインを設定しない方が良いかもしれません。
例文の本質は
「”▲▲も出来ない人”が参入してくるほど競争倍率が低下していて,採用段階での選別が機能していない”」というものであり,学歴差別でもなんでもありません。
ですが,①のインパクトがデカすぎて③の趣旨がどこかに飛んで行ってしまうのですね。
だから,落ち着けって。
③炎上を避ける為に
★修正版
①偏差値45以下の大学卒の人がどんどん採用されている。
②最近の〇〇業界は▲▲もわからない人がどんどん採用されていて
驚いている。
こういう人は▲▲▲もわからない人が多くてびっくりするんだよね。
③こういう人が沢山いるってことは,それくらいこの業界に人手がなくて採用試験が機
能不全てことだよね。
もう〇〇業界はおわりだー(´;ω;`)。
出来る限り明確なラインを作らず,不要な荒れやすい話題も避けました。
そして,出来る限り発言の意図を明確に提示することによって誤解を防いでいます。
そうすれば,反感を買うことなく誤解を招くこともなく,情報発信や意見提示が出来ますね。
4:正直…めんどくね?
ここまで気を遣うのって凄いめんどー---い!
好きにさせろー-------!!!
と思いますよね…
まぁ正直気に入らないならブロックかミュートしろ。
自衛は必須。
最近話題の
「見たくないものを見ない権利(んなもんあるかボケ)」
はTwitterではちゃんと保障されてます。
見たくないなら,蓋(ミュート,ブロック)して忘れろ。
勿論批判するなという訳ではなく,批判されるべきものはされて然るべきだ。
ただ,なんか自分勝手な意見を振りかざす人が多いし,
それで炎上する案件がなんか最近妙に増えている(気がする)。
後まず文をちゃんと読め。
140字の文字さえ解釈が出来ないのか…
勿論解釈を間違えることはある。
だが,せめてリプライを送る前に一回冷静になった方が良いと思う。
これで大分,頓珍漢な炎上の3割は減るんじゃないかなぁ。
まぁめんどくさいとは思うかもしれないが,
企業の広報Twitterや最近流行りのインフルエンサー人事をはじめとした
ビジネス系アカウントやVtuver,配信者,歌い手等々のインフルエンサー,
普通に炎上したくない大規模アカウント所持者は気を付けるべきかなぁと思う。
5:過去に炎上を取り上げた記事
過去に炎上について軽く調べて言及したものです。
よかったらどうぞ。
追記
実はこの記事の「炎上対策欄」は前に記事に書いているのです。
良かったらどうぞ。
ではまた。