新年度が始まって大体2週間,新しい生活に慣れてきた頃でしょうか?
僕はまぁ元気にやっております。
そろそろ受験生は春のオープンキャンパス等々があるので,志望校を本格的に検討する時期ではないでしょうか。
そこで,元仮面浪人(大学に2校通った人間)が
「失敗しても歪まない為の志望校戦略」について話そうと思います。
ー目次ー
1:何故”失敗”した場合も考慮しなければならないのか
受験生の皆さんは恐らく思うでしょう。
「今から失敗したときの事なんて考えたくないよ!」と。
ですが,志望校を考える上では絶対にそこは考えておかなくてはなりません。
何故なら,”落ちたらそこに通うから”です。
そして,
”残念ながら殆どの人は第一志望に受からない”からです。
1ランク下に行ければまだしも2,3ランク落ちはざらです。
ですので,
全く行くと思っていなかった学校に進学すると言うのも結構現実的な話
なんですよね。
それで拗らせている人も大学で何人も見ています。
(僕もその一人なのですが…)
①仮面すればいい!なんて甘い
最近は中高生もSNSを頻繁に使いますので,浪人界隈を覗いている人も
多いと存じます。そうすると,目に入るのが仮面浪人の存在なんですよね。
仮面浪人が何か知らない方の為に解説しますと,
”大学生でありながら他大進学を希望して大学受験をしている人”
です。
まぁそんな存在を目にするから,落ちたら仮面なんてことになるのですが…
甘い!!!
まぁそもそもまず受験の段階まで行くのが難しいです。
それに,落ちた場合とんでもないペナルティを課せられます。
留年の危機と,死んだGPAです。
就活市場では留年はマイナス評価ですし,最近ではGPAも見られます。
それに大学の勉強を1年疎かにしているので,
大学の授業についていけない。
ついでに友達もいない等々…
また,親との軋轢も観測されております。
出来るなら,
仮面浪人の選択は受験生の間は視野に入れない方が良い
かと思います。
そのためにも,志望校の選択は慎重に行った方が良いのです!
★仮面浪人に関する過去の記述はこちら
2:失敗しても歪まない為の志望校選び
さて,本題に行こうと思います。
基本的に学校や予備校では併願校の事まできっちりは見ないかと思いますので,
実際に失敗した身から,どうすればよいのかを書いていこうと思います。
①:滑り止めであっても実際にオープンキャンパスに足を運ぶ
結構大事なのがこれです。
大学によって雰囲気は違います。
ですので,ミスマッチを防ぐためにも一度は絶対に足を運んでください。
できれば,模擬授業も受けてみてください。
大学によって,先生のやる気度合も違いますし,授業の雰囲気も違います。
実際に足を運んで,ここに行っても頑張れると思える所を選んで下さいね。
②:履修要綱を確認する
恐らく,本命校であっても履修要綱までは確認しないと思います。
ですが,確認してください!
本当に大学によって違います。
例え同じ学部学科だとしても,出来るものと出来ないものが変わってくるのです。
例えるならば,A大学では平安時代について詳しく学べるけれど明治時代には力を入れていない一方でB大学ではその逆であるとかですね。
それが何となくわかるのが履修要綱です。
なんせ授業一覧が載っているのですから,分かるのも当然です。
他にも留年しやすいかどうか,何年いたら放校(退学)かというのも書いてあるので,
そういう面も含めて受験予定の大学全学部全学科ぱらぱらと読んでおいて損はない
と思います。
実は履修要綱はインターネットで出ているので
誰でも読むことが出来るのです。
弊校のサイトを乗っけておきますね。
③:何を学びたいかを明確にし,乱れ打ちはしない
基本的に”どこで学びたいか”,ではなく”何を学びたいか”で選んで下さい。
そこを真剣に考えておかないと,学歴コンプレックスになりやすいです。
というのも,”どこで”は適わない可能性が高いですが,
”学びたいもの”であれば適う可能性が高いのです。
端的に言うなれば,満足のラインを下げるということでもありますね。
ですので,あまり学部学科考えずに乱れ打ちというのはお勧めできません。
(恐らく塾では乱れ打ちを勧めてくると思いますが…)
まぁ,これに関しては人によって何を重要とするかが違うので,
自分自身とゆっくり話し合って決めてください。
3:志望校選び以外で歪まない大事なこと
①どんな大学も馬鹿にしない
高校生の間というのはまだ現実がわかっていない人も多いので
結構大学の事を馬鹿にしがちです。
「そんな所いかねぇよー」
と思っているから,馬鹿にするのでしょうが
大抵馬鹿にしたところに入ります。
そうなると,今までの自分の価値観が自分を攻撃してきてしんどい思いをする
事になります。
例えるならば,山月記の李徴でしょうか。
虎になってしまいますね。
どんな大学にだってその大学に誇りを持っている人がいます。
そもそも人を馬鹿にするのは失礼な行為に値するので,辞めた方が良いに
越したことはないのですが,自分の為にもやめた方がいいです。
某TVはそういう意味で僕はあまり好かんのです。
あまり受験生に見て欲しくないと思ってしまいますね…
(この話はまた別に)
4:まとめ
いかがでしたでしょうか。
少し後ろ向きな気がしてしまうかもしれませんが,
要は
第一志望と同じように併願校もちゃんと見ようね!
ということです。
そこにいっても頑張れる学校を見つけてください!
ではまた。