お久しぶりでございます。
今回は体験記とはちょっと異なるのですが,恐らく自分位しか書ける人がいないトピックに手を付けて行きたいと思います。
編入試験を考えた人が考えるもう一つの手段,それが仮面浪人でしょう。
わからない人の為に解説致しますと,仮面浪人とは大学に在学しながら大学受験を志す人の事を指します。建前上は大学生だけど,本当は浪人生,大学生の仮面を被っている浪人生という意味です。
実は僕,今の在籍大学は仮面浪人で入ったんです。なので,仮面浪人も編入試験も経験した結構稀有な存在だと思われます。あまり褒められたことではないですね。はい。
まぁそんな話はさておいてですね恐らく編入駄目なら(仮面だめなら)仮面(編入),
どっちか迷っているという人の為にこの記事を書こうと思うわけです。
🌟ゴリゴリの主観です。異論は認める。
ー目次ー
1:結局どっちがお勧め…?
結論から言いますと,人による。
「なんだよ」と思うでしょう。ですがこれ,本当なんです。正確に言うと,目標や在籍大学学部のスタンス,現状の学力や志望校によるとしか言えないんです。当たり前ですね。
1.1:目標
大学を変える目標ですね。動機と言った方がいいかもしれません。というのも,編入試験はギャンブル要素が強く,浪人は確実なところがあるからです。(勿論,在籍校が名門であればあるほど,浪人も確実性がなくなるのではありますが…)
例えば,
「今の大学をやめたい。」のであれば,定員が多く比較的結果が出るのが確実な仮面浪人の方が適しています。編入試験は基本的に定員通りに取りませんし,下手をすれば一人も取りませんなんて年もあるので,それに比べたら仮面浪人(一般受験)の方が結果が出やすいのは誰でもわかりますね。
逆に「〇〇大学に行きたい。(別に在籍大学に残ってもいい)」というのであれば,編入試験の方がリスクが少なくていいかもしれません。また,「(金銭的事情等で)リスクをあまり負いたくない。」という人も編入試験の方が向いているでしょう。
仮面浪人は後期の単位をほぼ確実に殆ど落とし,留年の危機になるというリスクがあります。加えて普通の学生がTOEIC等の資格試験を受けたり,インターンに行っている間を受験勉強にささげるのですから,失敗した時に相当のデメリットを背負う訳です。ですが,編入試験では失敗してもTOEICは残りますし,志望動機を練る,面接を受けると言った経験が残るわけです。また,試験科目が英語と専門分野ですから今後の人生(就活,資格試験)にも流用がしやすいわけです。ですから,リスクを負いたくない,負えない人にとっては編入試験というのはかなりコスパの良いロンダリング方法であると言えるでしょう。
1.2:大学学部のスタンス
これは他大学に余程仲の良い友人がいるとか,2校以上の大学に通ってきた人しかわからないのですが,結構大学毎でスタンスって違うんですね。
これは〇〇大学では古代史が強いけど,戦後史は出来ないが△△大学では戦後史が強く,逆に中世史が弱いと言った在籍教員によって異なる取り扱い分野の違いではありませんよ。(ここのミスマッチは志望動機を練り上げる上で非常に有用ではありますが。)
通年科目が多い,半期科目が多いという違いの事を指します。
通年科目とは後期で単位認定を行う科目,半期科目とは前期で単位認定を行う科目です。
そこがどうかかわってくるの?とお思いでしょう。
後期科目の単位認定試験の時期が影響してきます。
後期の単位認定試験は基本的に1月という大学入試直前期,共通テスト間近!
よって仮面浪人にとって通年科目は避けなければならない授業であります。ですが,大学によっては一般教養以外ほぼ通年科目しかない!なんて所もあるわけです。某仏教大学がそうです()。そういう大学は基本的に仮面浪人には不利ということになりますね。受験に失敗すれば,単位をほぼ落とすことになり,留年リーチどころか後の単位取得状況も良くない為就活もまともに出来ないという事態に陥りやすいから当然と言えば当然です。逆にこういう大学は編入試験には向いています。現在大学の授業というのは2/3以上の出席がなければ単位認定を行いません。(形式的には)通年科目だと10回休める,半期だと5回まではセーフです。通年は前期の授業があるので,前期は出来る限り全出席をしたうえで、直前期2カ月は丸々休むということが可能なわけです。最近はオンデマント方式も多いので,終わった後すぐに取り戻すということも可能です。つまり,オンラインの普及によりさらにリスクが軽減されたという訳です。すごいですね。
まぁそういう大学であっても,1年の間は仮面浪人も可能だと思います。1年は基本的に一般教養がメインなので,半期だけ出てもきちんと16,18単位は取れちゃいます。ただ仮面って本当に引きずりがち(2回戦に突入しやすい)ですからあまりお勧めはしませんが…
1.3:現状の学力と志望校
仮面浪人で成功する人は基本的に
志望校,又はそこと同等の大学に僅差で落ちた人です。
基本的に1ランク,良くても2ランクアップがせいぜいなんですね。ですから,大差落ちである場合は編入に切り替えた方が良いでしょう。また,仮面浪人は受験勉強にフルベット出来る現役生や浪人生も相手にしなければならないので,伸びにくいです。そう言う点でも学力が志望校に追いついていない方はライバルが少なく,ほぼ学校の授業がある人が前提である編入試験に切り替えた方が良いでしょう。(ただ大差落ちであっても1科目だけ極端に出来ない大差落ちならば,仮面でも良いと思います。)
2:編入,仮面に関する記事一覧
ここからは過去の自分の記事を紹介しようと思います。はい。宣伝です()
宣伝ですが,きっとタメになると思います。
🌟仮面に関しては完全コロナ期でフルリモートの為,参考にならない点は多いかと思いますので,あくまでも「こんなにしんどいんだぁ」という感じで見てください()
2.1:仮面浪人編
2.2:編入編